ちょっと専門的な言葉になりますが「損益分岐点」という言葉があります。簡単に言うと、収入と支出がまったく同じ金額の状態、黒字でもないし赤字でもない、そのぴったりの金額のことです。損益分岐点を上回る収入があれば黒字ですし、収入が下回ったら赤字になります。企業経営で損益分岐点はとっても大事な概念になります。
損益分岐点を下げると経営はラクになる
一般的に損益分岐点を下げると、つまりコスト(経費)を下げると、少ない収入でいいので赤字になりにくく企業経営はラクになります。よくあるコスト削減というものですね。もちろん支出は常に見直して不要な支出は減らしてシェイプアップしたいです。
いまより少しいいものを、というのは自然なこと
ただ「とにかく下げればいい」というものでもないかな、とぼくは考えています。例えばご飯屋さんだったら、間違いなく美味しくなると分かっていたら、ちょっといい材料に変えて原価を上げてでも料理をリニューアルしてみたくなる気がします。
給料もそうですよね。給料はやっぱり増やしたいですよね。子どもができたらお金かかりますし、子どもがいなくても、たとえば毎年の結婚記念日には少しずついいお店にいけるようになりたいものです。
それは経営者でもスタッフでもみんな同じです。みんな少しずつ暮らしをよくしたいものです。
不要は支出はとことんカット。ただ使うべきところにはしっかり使える経営者になりたい。
経営者としては、やっぱり不要な支出はとことんカットしたいです。ただ使うべきところにはしっかりと使える経営者になりたいと思っています。
そしてそのためにはやっぱり結果を出すこと。数字を残すこと。キャッシュ(現金)を残すこと。そして価値を高めるためにしっかりとお金を使う。
正直個人の収入なんてどうでもいいんですよね。もちろん家族をしっかり支えることが大前提ですが、それ以上はいりません。いりません、というのは語弊がありますが、1000万円とか2000万円くらいのお金を個人資産としてこっそり貯め込むくらいだったら、そのお金をつかって、もっと会社の価値を高めて、もっともっと大きなお金を稼げる会社にしたい、というのが本音です。
極論をいえば、価値が100%高まるのであれば、毎年確実に原価率を高くしたいとも思っています。
自分の仕事の価値を高めることに集中する
というわけで、ぼくももちろんですが、自分の仕事の価値はどうやったら高まるかを意識してほしいなと思います。弊社だけに限っていえば、こんな感じの仕事ができれば価値が高いです。
- スピードをあげる
- 質をあげる
- 自分の仕事の70%でも他のスタッフができるようにする
- 空いた時間をつかった新しい技術を学ぶ
- 1に戻る
みんなで価値を高めて収入も増やせる会社へ。そういうわかりやすい成長を体感できるようにしたいですね。