会社には必ず社長がいますし、むしろいないと法的にも何も始まりません。では社長以外のスタッフはどうして存在しているのでしょうか。
絶対の正解はないという前提で、ぼくは「会社の価値を高めるため」だと思います。どうしてもお客様に提供したい価値があって、でもそれは自分にはできない、あるいは苦手というときに、それをスタッフにかわりにやってもらうことで、はじめて理想としていた価値を提供できる、というイメージです。
人数が多ければそれだけたくさんのお客さまへ対応できますし、みんなの技術が高まれば今までよりももっと喜んでもらえます。どちらも素晴らしい価値だと思います。
その意味では、ぼくだけでは決して提供できない価値を出してもらっている弊社スタッフには、もう本当に頭が下がるばかりです。
でもこれはあくまでも会社として利益が出ているのが前提になります。利益が出ないとどうしてもスタッフのことを「コスト」として見てしまいやすいと思います。「給料分は働いてください」みたいな感情です。もちろん給料分働くというのは大事なのですが、なんかこう、経営者の考え方の順番として少しボタンの掛け違いが起きている気がします。
まずは社長1人でがんばって、利益を出せる商品・サービスを提供する。そこからスタッフの力を借りながら価値をより高めていく、といった流れで仕事をしていくのが、僕には向いているのかなと最近強く思います。
