ある先輩経営者の方が「銀行に相談するとき大事なのはごまかさないで正直であること」とおっしゃっていました。
じつは弊社も直近の決算では、これまで積み重ねきたルーズな部分が一気に吹き出てきた、そんな恥ずかしいものになりました。お金と時間の使い方に真剣さが足りない！と神様に叱られた感じです。
意を決して取引銀行さんに相談。すべての数字を公開して、どのように決算を締めたほうがいいのかアドバイスをしていただきました。担当さんが目の前で親身に弊社の今後を考えていただいている姿をみて、自分の至らなさを痛感しましたし、今度の決算では絶対にこんなことに時間を使わせてはいけない、と強く思いました。
困ったとき悩んだときに「相談する」というのも勇気がいることですが、正直に隠さずに全部打ち明けるというのは、さらに大きな勇気が必要です。恥ずかしさもあります。
でもそこで、一度ごまかしてしまうとずっとごまかし続けないといけなくなり、嘘をまもるための嘘を考える必要がでてきて、そのうち何が本当の悩みのきっかけだったのかわからなくなってしまいます。
これは会社経営でも普段の業務でも同じだなと思います。一つ一つの小さな信用を積み重ねていく、本当にこまったときには、恥をしのんででもすべて正直に打ち明けて助言をもらう、サポートしてもらう。そうすることで、真っ暗な闇の中から一筋の光が差し込んでくる瞬間が必ずやってくると信じています。
株式会社フロンティアゲート
吉武和英
