時代の流れが早いと言われていますが、インターネットの世界ではこの一年、半年ほどでさらにそのスピードが加速しているように感じます。これまで正解と言われていた手法や方法がある日突然正解じゃなくなる、ということが頻繁に起こっています。
たとえば、ある会社がある小さな市場で事業を成功させたときには「小さい会社が事業を集中して成功した模範的な事例」と言われていましたが、ある日グーグルがルールを変更した瞬間に収益性が悪化し、今度は「リスク管理が甘かった事例」として取り上げられていました。
当社も他人事ではありません。一般的には「お客さまが増えた」「スタッフが増えた」というのは成功しているとか安定してきた、と言われるかもしれません。でもぼくの感覚としては真逆です。例えるなら運転している車の速度が上がっていくイメージです。速度が上がれば、たしかに目的地に早く着けるようになるかもしれませんが、一瞬で取り返しのつかない事故を起こす危険がどんどん高まっているイメージです。
ありがたいことにスピードを上げられる環境にあるとしたら、ますます運転に集中して気を引き締めていきたいと思います。正解が一瞬で正解じゃなくなるので。
株式会社フロンティアゲート
吉武和英