以前テレビで拝見したある経営者の方が「業績が悪くなったら1時間早く出社して仕事する。それでも改善しなかったらさらに1時間、それでも改善しなかったらさらに1時間。そうするうちに業績は不思議と改善する。」とおっしゃっていました。もちろん早く出社するのは社長だけなのですが、不思議と業績が改善するそうです。
これはもちろんすごいヒントなのですが、ぼくはさらに「いいときほど気持ちを締められる経営者」になりたいと思っています。「いつまでも悪いことばかりは続かない」という言葉がありますが、同じように「いつまでもいいことばかりは続かない」と思います。
でもこれは「お金を使わない」ということではありません。チーム力を高めるために新しいスタッフを採用したり、新しいサービスを開発したり、むしろそういう未来づくりにはお金を使いたいと思います。
じつは去年ぼく自身の経営判断ミスで100万円ほどのお金を失いました。勉強代というにはあまりにも大きな金額ですが、ちょっとした甘い判断だけで一瞬にして大金を失う怖さを痛感しました。
採用もこちら側が少しでもルーズになると、あっという間に社内の雰囲気が乱れることにつながります。採用にも真剣に関わりたいと思います。
毎日毎時間の積み重ねで得られた結果を、油断で一瞬で失わないように、そして大事に大事に育てていくために、いいときほどグッと締められる経営者になりたいと思います。
株式会社フロンティアゲート
吉武和英