「ほどほど」という言葉があります。僕は決して嫌いな言葉ではないのですが、会社経営においては「ほどほど」というのはなかなか難しいと感じています。
例えばお給料を考えても、やっぱり結婚したり子供ができたりすると必要なお金は増えますし、そうでなくてもやっぱりお給料が上がるとだれもがうれしいものです。ではスタッフのお給料を上げるにはどうしたらいいかというと、利益を増やさないといけない、売上を増やさないといけない、ということになります。
では、もしスタッフ全員が「もうこれくらいのお給料で十分」となったとします。じゃあもう売上も利益も増やさなくていいかというとそうはいきません。たとえば僕は42歳ですが、インターネットの最先端のトレンドを追うには少し年齢が高くなりすぎました。その中でお客様に新しい価値を提供するとなると、どうしても若い世代の採用が必要です。もちろん入社してすぐに利益をだすことは不可能なので、最初はみんなががんばって出した利益からお給料を払うことになります。ということをくりかえすと、常に次の世代のために売上や利益を増やし続けないといけません。それが結果的に会社や自分の身を守ってくれるからです。
よくある話は、社長は自分の給料に満足できるようになったら、半分に減らして、そのお金で新しい人を採用する、ということを繰り返す、というものです。半分冗談のようですが、これは意外とリアルだな・・・という気もします。
常にハングリーな状態にみずからを追い込んで、エネルギーMAXで動いていきたいと思います!