先日あるホームページ上で利用するプログラムを書いていました。プログラムは作業を簡易化するためなので、別に書けなくても人力や手作業でやればいいのですが、それだと今後のメンテナンス効率にも関わるので、なんとか書き上げたかったのです。
ただ100を超えるサイトを調べてやってみてもどうしても動かず。1日たち2日たち、深夜までかかって何度も書き直してもどうしても動きません。「もうこの日の10:00が期限だ。その時間までに動かなかったら手作業でやらないと間に合わない。」と決めて粘った結果、なんと！期限の10:00の5分前の09:55にプログラムが動きました！
完成したプログラムコードはわずか5行です。この5行のためにこんなに苦しんだのか、という思いと同時に、この5行はぼくに大きな自信をくれました。これまで失敗したコードがなぜ動かなかったかをすべて説明することはできませんが、少なくともこの5行のコードが動く理由ははっきりと説明できます。自分のなかで再現性を確信できた瞬間でした。
こういう「できた！」「これは完璧に分かったかも！」という喜びと自信は、学校の勉強に似たところを感じます。大人でもこどもでも同じですね。
もちろん社会には、プログラムや学校の勉強のように、どこかに必ず答えがあるものばかりではなく、むしろ答えがないなかで決断していかないといけないことのほうが多いのですが、それでも苦しんだ先に自分なりの答えをみつけて一つずつ自信をつけていく、という過程そのものは、人間が充実感をもって幸せに生きていくための一つの答えなのではないかと思います。
