弊社における新型コロナウイルスへの対策ですが、結論としては、無期限で「フレックス」「在宅」を推奨としました。ただ、そのために必要なこととしての心構えを社内で共有しました。
理想コロナじゃなくても「有事」は日常茶飯事
今回はコロナウイルスという「有事」でしたが、ママさんスタッフが多く働く弊社では「子供の病気」「家族のインフルエンザ」などは日常茶飯事です。有給があるうちはいいですが、有給を使い果たした後は、欠勤扱いになります。つまり収入が減ることになります。
本人が動けないときはまだあきらめもつきますが、自分はピンピンしているときに収入が減ってしまうのは、なかなか素直には受け入れづらいものがあると思います。子供が熱をだしているときに子供の熱も心配ですが「あーー仕事にいけないじゃない!」って気持ちに少しだけなってしまうかもしれません。
信用してもらえるための普段のマネジメントが大事
そんなとき弊社では「在宅勤務OK」としています。ただそれには条件があります。それは「自分で仕事をマネジメントできること」です。簡単にいうと、周囲のメンバーから信用してもらえることです。
信用してもらえるためには、「仕事のスキル」+「報告・相談・連絡の細かさ」が必要です。
例えば「日報が詳しくて正確な人」と「「書けばいいんでしょ」的な日報を書く人」どちらがマネジメント力が高いかというと明らかです。しかも日報は毎日、かつ弊社では全スタッフに共有しているので、その積み重ねは知らずしらずのうちに大きな信用の差になります。
ほかにも「ここはしっかり確認しておかないと無駄が多くなる」などの判断が正確な人は、みんなに信用されます。任せた仕事が無駄になることが少ないからです。逆にどんなに注意しても、自分のパソコンのデスクトップにデータを保存して、サーバーにデータを共有しない人はやっぱり不安になります。
そういうマネジメントを普段からしっかりできている人は、どんどん働き方の自由度が増えていくと思います。早朝出勤も時短もなんでも在宅でも安心して任せられます。
*在宅勤務は正直、簡単に導入することをお勧めしません。それは仕事が信用ベースになるからです。チーム全体からの信用がないと、在宅勤務をお願いするほうも在宅勤務をするほうもつらくなることが多いです。
有事でもパフォーマンスを落とさないことが理想
今回はコロナウイルスですが、「有事」はいつでもどんなときでも起こり得ます。そんなときにチームでメンバーを信頼してサポートしあうことができれば、もしかしたらパフォーマンスを落とさずに乗り切ることができて、結果的には給料が減ることがないかもしれません。それが理想です。
もちろんマネジメントとしても求められることがあります。具体的には、できるだけ仕事を細分化して確認が少ない状態をつくって渡すこと、などを意識しています。
コロナウイルスはこれから経済にもいろいろ影響を与えそうです。そんなときにこそ、マネジメント含めてチーム力が試されると思っています。ここは耐えどころでもあり、成長のチャンスでもあります。