インターネット業界ではなくお客様の業界を標準とする

インターネットは本当に便利なツールです。ホームページやメールはもちろん、新しいサービスもどんどん提供されるようになり、おかげで、いろんな場面でお金と時間を大きく節約できるようになりました。ただインターネットを利用する時間が増えるにつれ、人との会話の時間が減っていくことも否定できません。時代の流れかもしれませんが、中には「あれ?」と感じる場面も目にすることが多くなりました。

例えばインターネット業界では、「メール連絡」は非常に重宝されます。相手がいつもメールを確認できることが当然のような空気もあります。しかしそれは決して当然ではありません。もしお客様の中でメールの確認が早い方がいらっしゃる場合は、本当にありがたいと思わないといけません。先日「連絡はメールもしくはスカイプとさせて頂きます」と宣言している会社もありましたが、弊社はその価値観を決して否定しませんが、同時に決して支持しません。さらには、お客様にとって悪い話をお伝えしないといけないとき。弊社では、少なくとも第一報はメールではなく、お電話で直接お伝えするように徹底しています。もしかするとインターネット業界では珍しい存在かもしれません。

一般的にお客様は他業界の方になることが多いと思います。(自分でお寿司を握れないから、お寿司屋さんに行くことと一緒です。)我々はインターネット業界ですので、お客様はインターネットに対して詳しくない、インターネット業界以外の方になります。ということは、我々はインターネット業界のルールではなく、お客様の業界のルールに従って行動しないといけないことになります。ということは、実は先に挙げた事例も決してすごいことではなく、当たり前のことなんですね。

繰り返しになりますが、インターネットを使うと、いろんな場面でお金、時間を節約でき、ときには心理的な重圧からも解放されることもあります。ただだからこそ、弊社は「アナログ」な関係を大事にしたいと思います。「アナログ」の思い出の数だけ、信用を積み重ねることができると信じてやってみます。

お客様に「また電話かかってきたよ(笑)。仕方ない。付き合ってやるか。」と言って頂けるような関係って、いいなって思います。そして「あいつはインターネットの仕事はきっちりやるけど、インターネットの人間っぽくないよね」と言われるのを楽しみに、毎日の仕事に取り組んでいきたいと思います。

株式会社フロンティアゲート
吉武和英

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